緊急のときは110番
身の危険を感じるときは、ためらわず110番(警察)へ電話してください。あなたは悪くありません。まずは、あなたと家族の安全を最優先に考えてください。
この記事でわかること
  • DVとは何か(身体だけでなく心・お金も)
  • まず相談できる窓口(#8008・DV相談プラス)
  • 安全の確保と自立への支援

① DVとは(我慢しないで)

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、配偶者やパートナーなど、近しい関係にある人から受ける暴力のことです。暴力には、次のようにいくつもの形があります。どれか一つでも、つらいと感じているなら、それは我慢しなくてよいことです。

  • 身体的な暴力:たたく・蹴る・物を投げつけるなど
  • 精神的な暴力:暴言を浴びせる、無視する、行動を監視したり束縛したりする
  • 経済的な暴力:生活費を渡さない、お金を細かく管理・制限する
  • 性的な暴力:いやがることを強要する

これらはどれもDVです。「自分が悪いのかも」「これくらいで相談していいのかな」と一人で抱え込む必要はありません。暴力をふるう側に責任があり、あなたは悪くありません。つらいと感じたら、相談していいのです。

② まず相談できる窓口

一人で抱え込まず、まずは相談してみましょう。匿名でも相談できますし、「どうしたいか決まっていない」段階でも大丈夫です。あなたの話を、否定せずに聞いてくれる窓口があります。

  • DV相談ナビ「#8008(はれれば)」:電話すると、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります
  • DV相談プラス(内閣府)「0120-279-889」:24時間の電話相談。メールやチャットでも相談できます
  • 配偶者暴力相談支援センター:相談、安全の確保、自立への支援などを行う公的な窓口です
  • 警察相談専用電話「#9110」:緊急ではない相談に。身の危険があるときは110番へ

番号や受付時間は変わることがあります。最新の情報は内閣府(男女共同参画局)などの公式サイトで確認してください。

③ 安全を確保する

何よりも、まずは自分と子どもの安全が最優先です。次のような備えや行動が、いざというときに身を守る助けになります。

  • 危険を感じたら110番:ためらわず警察に連絡を。身の安全が第一です
  • 安全な場所へ:信頼できる人の家や、一時保護(シェルター)などに頼る方法があります。配偶者暴力相談支援センターが相談に乗ってくれます
  • 証拠を残す:けがの写真や受診記録、暴言の録音・記録などは、後の手続きで役立つことがあります
  • 大事なものの準備:身分証・通帳・保険証・鍵・薬など、いざというときすぐ持ち出せるようにしておく
  • 子どもの安全:子どもの安全が心配なときは、児童相談所 全国共通ダイヤル「189」にも相談できます

一人で動くのが不安なときは、無理に自分だけで進める必要はありません。相談窓口と一緒に、できることから進めていけます。

④ 保護命令・自立への支援

暴力から離れたあとの生活にも、公的な支えがあります。安全の確保から自立まで、相談しながら一歩ずつ進められます。

  • 保護命令:被害者の申立てにより、地方裁判所が出す命令です(加害者の接近禁止や退去など)。配偶者暴力相談支援センターや弁護士に相談しながら進められます
  • 住まい・生活の支援:一時保護のあと、住まいや就労、子どもの就学などの自立支援につながる窓口があります。生活の立て直しでは生活保護のしくみが支えになることもあります
  • お金・手続き:別居・離婚にともなう手当や支援は、ひとり親家庭への支援ともつながっています
  • 心のケア:暴力による心の傷つきは、誰にでも起こりうる自然な反応です。こころの不調の相談窓口など、専門の相談も頼ってよいのです
あなたは悪くありません
どんな理由があっても、暴力は許されることではありません。我慢を続けなくてよいのです。まずはDV相談ナビ「#8008」DV相談プラス「0120-279-889」へ。緊急のときは110番へ。一人で抱え込まないでください。あなたを支える人たちがいます。
離れた後の生活やお金については ひとり親家庭のお金と支援制度 も参考になります。あわせて確認しておきましょう。

まとめ

DVは、身体への暴力だけでなく、暴言や束縛などの心の暴力、お金の暴力も含みます。あなたは悪くなく、我慢を続ける必要はありません。まずはDV相談ナビ「#8008」・DV相談プラス「0120-279-889」へ、緊急のときは110番へ。安全を確保したうえで、保護命令や自立支援など公的な支えを利用できます。番号や制度の最新情報は、内閣府(男女共同参画局)などの公式サイトで確認してください。