いま、つらい気持ちでいっぱいの方へ
ひとりで抱え込まないでください。話を聞いてくれる窓口があります。こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556や、24時間つながるよりそいホットライン 0120-279-338へ。いますぐ命に関わる危険を感じるときは、ためらわず110番・119番へ電話してください。
この記事でわかること
  • こころの不調にあらわれるサイン(睡眠・食欲・気力など)
  • どこに相談できるか(医療機関・公的窓口・電話相談)
  • 介護や看病で疲れた人、身近な人を支えたい人ができること

こころの不調のサイン

こころの不調は、こころだけでなく体にもあらわれます。次のような状態が2週間以上つづいているときは、こころと体が「少し休みたい」と訴えているサインかもしれません。

  • よく眠れない、夜中や早朝に目が覚める、寝ても疲れがとれない
  • 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
  • 気力がわかない、これまで楽しめていたことが楽しめない
  • 理由のない不安や落ち込みが続く、涙が出る
  • 頭痛・だるさ・動悸など、体の不調がなかなか治らない
  • 集中できない、ものごとを決められない

こうした変化は、誰にでも起こりうる自然な反応です。「気のせい」「頑張りが足りないだけ」と我慢しすぎないことが大切です。つらさを感じたら、それは相談していいというサインです。早めに相談先を知っておくだけでも、いざというとき心強い支えになります。

どこに相談できる

こころの不調は、ひとりで抱えるほどつらくなりがちです。まずは無料・匿名で話せる電話相談から頼ってみてください。「どうしたいか決まっていない」段階でも大丈夫です。

  • こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556(厚生労働省。電話をかけた地域の公的な相談窓口につながります)
  • よりそいホットライン0120-279-338(24時間・通話無料。どんな悩みでも受け止めてくれます)
  • いのちの電話:ナビダイヤル 0570-783-556(毎日 10:00〜22:00)/フリーダイヤル 0120-783-556(毎日 16:00〜21:00、毎月10日は 8:00〜翌8:00)
命に関わる危険を感じるときは
「消えてしまいたい」と感じるほど追い詰められているとき、目の前で誰かの命が危ないときは、迷わず110番(警察)・119番(救急)へ。それは大げさなことではありません。まずは、あなたと身近な人の安全を最優先にしてください。

じっくり診てもらいたいときや、相談先を継続して持ちたいときは、次のような窓口があります。どこに相談すればよいか迷ったら、まずはかかりつけ医お住まいの自治体の窓口に聞いてみるところから始められます。

  • かかりつけ医:体の不調として受診し、必要に応じて専門の医療機関を紹介してもらえます。「眠れない」「気力が出ない」など、いまの状態をそのまま伝えて大丈夫です。
  • 心療内科・精神科:こころの不調を診る医療機関です。心療内科は、ストレスが体の症状にあらわれているときに、精神科は、気分の落ち込みや不安などこころの症状が中心のときに相談しやすい科です。迷うときは、どちらでもまず相談してみてかまいません。
  • 保健所・精神保健福祉センター:自治体が設ける公的な相談窓口で、本人だけでなく家族からの相談も無料で受け付けています。受診を迷っているときの相談先としても頼れます。
  • 職場の産業医・相談窓口:働いている人は、産業医や社内の健康相談、EAP(従業員支援プログラム)などを利用できる場合があります。仕事の負担や休職の相談にものってもらえます。

番号や受付時間は変わることがあります。最新の情報や、お住まいの地域の窓口は、厚生労働省「まもろうよ こころ」で確認できます。

介護・看病する人のこころ

家族の介護や看病をしている人は、自分のことを後回しにしがちです。睡眠不足や気の休まらない毎日が続くと、知らないうちに心身がすり減り、「介護うつ」や燃え尽きにつながることもあります。これは、まじめに一生懸命に向き合う人ほど起こりやすいものです。

疲れを感じたら、休むことをためらわないでください。ショートステイ(短期入所)やデイサービスなどを使って、介護する側がしっかり休む「レスパイト(休息)」は、介護を続けるために欠かせない仕組みです。「自分が我慢すれば」と抱え込む前に、ケアマネジャーや地域包括支援センターに「つらい」と伝えてみましょう。育児と介護が同時に重なるダブルケアの状態にあるときは、負担が重なりやすいぶん、より早めの相談が大切です。

介護する人自身を守るための知識と相談先は 介護する人を守る でくわしくまとめています。気持ちが追い詰められているときは、あわせて読んでみてください。

身近な人を支えるには

大切な人の元気がない、様子が違う——そんなとき、そばにいる人ができることがあります。特別な言葉は必要ありません。安心して話せる相手がいることそのものが、支えになります。

  • まず、話を聴く:アドバイスや解決を急がず、「つらかったね」と気持ちをそのまま受け止めましょう。否定せずに聴いてもらえるだけで、心は軽くなります。
  • 否定や励ましすぎを避ける:「頑張って」「気の持ちよう」といった言葉は、かえって追い詰めてしまうことがあります。原因を決めつけず、相手のペースを大切にしてください。
  • 専門家につなぐ:受診や相談を一緒に考え、必要なら窓口の情報を一緒に調べる・付き添うなど、橋渡し役になりましょう。
  • 支える人も抱え込まない:心配し続ける家族自身も疲れます。保健所や精神保健福祉センターは家族からの相談も受け付けています。あなたひとりで背負わなくて大丈夫です。家族の世話を子どもや若者が担っている場合は、ヤングケアラーを支えるもあわせてご覧ください。

もし「死にたい」という言葉が出たときは、ひとりで抱え込まず、上の相談窓口や医療機関につないでください。安全が心配なときは、迷わず110番・119番へ。話を真剣に受け止めてくれたこと自体が、その人にとって大きな支えになります。

まとめ

こころの不調は誰にでも起こりうるもので、あなたが弱いからでも、頑張りが足りないからでもありません。眠れない・気力が出ない・不安が続くといったサインに気づいたら、我慢しすぎず、早めに相談してください。まずはこころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556よりそいホットライン 0120-279-338(24時間)へ。命に関わる危険があるときは、ためらわず110番・119番へ。

ひとりで抱え込まないことが、回復への第一歩です。あんしんくらしは、つらいときのあなたの側にも寄り添います。

参考:厚生労働省(こころの健康・相談窓口)、各自治体の精神保健福祉センター。つらいときは「こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556」やお住まいの自治体の窓口へ。命に関わる危険があるときは110・119へ。