この記事でわかること
  • 借り換えで効果が出やすい条件
  • 繰上げ返済の2タイプ(期間短縮・返済額軽減)の違い
  • 変動・固定の金利タイプと、見直しの注意点

なぜ見直しが効くのか

住宅ローンは、家計のなかでも金額が大きく、期間も長い固定支出です。だからこそ、金利を少し下げたり、返済の仕方を工夫したりするだけで、総返済額が数十万〜数百万円単位で変わることもあります。とくに「ローンを組んでから年数が浅い」「残高が多い」「いまの金利より低く借りられる」場合は、見直しの効果が出やすくなります。

まずはいまの金利・残高・残りの期間を、返済予定表(償還表)で確認することから始めましょう。

借り換えという選択肢

借り換えは、いまより条件の良いローンに組み替える方法です。一般に、次の条件がそろうほど効果が出やすいとされます。

  • 残りの期間が長い(返済期間が10年以上など)
  • ローン残高が多い(残高が大きいほど金利差が効く)
  • 金利差がある(いまの金利と借り換え先に差がある)

ただし借り換えには諸費用(事務手数料・保証料・登記費用など)がかかります。「下がる利息」と「かかる費用」を差し引きで比べ、トータルで得になるかを確認しましょう。

ほかの固定費もまとめて試算
通信・光熱費など、毎月の固定費をまるごと見直せます。
固定費シミュレーター

繰上げ返済の2つのタイプ

手元に余裕資金があるときは、繰上げ返済で利息を減らせます。ただし教育費の準備など将来の大きな出費とのバランスも大切です。やり方は2タイプあり、目的で選びます。

タイプ毎月の返済額おもな効果・向いている人
期間短縮型変わらない総返済額(利息)を減らしたい。早く完済したい
返済額軽減型下がる毎月の負担を軽くしたい。家計に余裕を持たせたい

利息を減らす効果は一般に期間短縮型が大きめ。手数料の有無や条件は金融機関で異なります。

覚えておきたいヒント
繰上げ返済はやりすぎ注意。教育費や急な出費に備える手元資金(生活防衛資金)を残したうえで、無理のない範囲で行いましょう。

金利タイプの考え方

金利タイプは大きく3つ。どれが良いかは一概に言えず、金利が上がったときに家計が耐えられるかで考えます。

  • 変動金利:当初は低めだが、将来上がる可能性がある
  • 固定金利(全期間):返済額が変わらず見通しやすいが、金利は高め
  • 固定期間選択型:一定期間だけ固定。期間終了後の金利に注意

変動を選ぶなら、金利が上がっても返せる余裕を見ておくと安心です。

見直しの注意点

  • 諸費用を含めた総額で比べる:手数料・保証料・登記費用などを差し引いて判断
  • 団体信用生命保険(団信):借り換えで入り直すことが多く、健康状態によっては入れない・条件が変わることがある
  • 審査がある:収入や勤続、物件の条件で借り換えできないことも
  • 手元資金を減らしすぎない:繰上げ返済で貯蓄を使い切らない

まとめ

住宅ローンは家計最大の固定費。残高が多く期間が長いうちは、借り換えや繰上げ返済の効果が出やすくなります。借り換えは諸費用を含めた総額で、繰上げ返済は手元資金を残しながら——が基本です。金利タイプは「上がっても返せるか」を物差しに考えましょう。あわせて格安SIMの見直しのような毎月の固定費にも目を向けると、家計全体の負担を着実に軽くできます。

参考:住宅金融支援機構、金融庁。金利・諸費用・審査条件は金融機関や時期で異なります。具体的な試算・可否は各金融機関でご確認ください。

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